虐めを苦に叩き割った鏡で首を裂き自殺。
少女の遺体は丸まり、まるで血の羊水の中の胎児の様だったと言う。
遺書にはたった一言、「かえりたいよ」
真夜中、灯りを消して鏡の前に立ってはいけない。
鏡の前で「昔に戻りたい」と言う趣旨の言葉を言ってはいけない。
言ってしまえば、あなたは“彼女”の呪いを受ける。
ほら、後ろを見て?彼女の目が…
ほら、鏡を見て?あなたはもう…
戻れない
◎目的
とある学校の保健室。
前述の条件で発生する特殊空間に済む地縛霊の退治。
◎特殊空間
一見保健室のままだが、部屋の所々が肉の如く裂け、ドクドクと出血している。
床も壁も天井も少し衝撃を与えるだけで裂け出血する為、動きにくい。
そして、やがては部屋中が真っ赤に染まる。
此処にいる人間は、その姿がゆっくりと幼く退行して行く。
これは錯覚と幻覚であり、脱出すれば実際には元通り。
◎地縛霊
天井の一際大きな裂け目よりゴロリと零れ出てくる巨大な胎児。
発生直後の胎児であり殆ど人間の形は成しておらず、
半透明な肉の中心には、丸まっている少女らしき影が見える。
ダメージと共に、年齢の退行を一気に進める魔眼を持つ。
幻覚とは言え身体が縮む為、行動にマイナス。
また、部屋の裂け目から通常サイズの胎児のザコ地縛霊が毎ターン発生。
ボロボロ、ボロボロと無造作に増えて行く。
この特殊空間から逃れれず、胎児にまで退行させられてしまった犠牲者の成れの果てと言われているが…実際には不明。
(600文字)
シナリオの主旨:えーと、ほのぼの系?(愚鈍面)
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