カピパラさんをご存知だろうか?
ネズミの一種だが、その身体は実に大きく、ノッペリした顔立ちのノンビリ屋。
敵はそのカピパラさんである。
いや、と言っても妖獣ではなくて地縛霊。
元々は人間。正確には種としての骨格の限界までカピパラに酷使した人間だったらしい。何がどうなってどんな未練が残ったのか、死後カピパラそのものの地縛霊になったらしい。
見た目は巨大なカピパラ。
動きも概ねカピパラ。多分魂もカピパラ。
攻撃は基本的に避けません。その分耐久力が高いです。
とある本屋でカピパラの本を1時間以上立ち読みすると引き込まれる特殊空間に住んでいる。余談だが、その本屋の店主も限りなくカピパラなので多分血縁か何かなんじゃあなかろうか。
特殊空間に犠牲者が入ってくると、のんびり一瞥し、物凄く緩慢かつ億劫そうに近付いてくる。そしてそのままのしかかってその上で寝る。一眠りしてカピパラさん健やか。犠牲者圧死。
何せ鈍いので逃げようと思えば幾らでも逃げれるが、特殊空間の広さは教室二つ分程度しか無いので、何時かのしかかられる寸法。
尚、能力者が敵対行動に出ればカピパラさんは戦闘モードにチェンジする。
具体的に言うと、眉間っぽい所に皺がよる。それだけ。
ただ、何か通常サイズのカピパラを大量召喚して突撃させるナイトメアランページ見たいな技と、ぬいぐるみサイズのカピパラさんを大量召喚してモフモフさせるバットストームの様な技を使うので注意。
(599文字)
シナリオの主旨:えーと、割かし純戦系な気もしなくもありません。
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